引き続きナンバーガールの話題です。

前回以前のナンバーガールコラムは、記事の末尾部分にリンクを貼りました。

 

アヒト・イナザワ(本名:鰰澤亜人)と言えば、童顔な顔つきからは想像もつかない手数の多い元・ナンバーガールのスタードラマー。

ナンバーガールが人気バンドになり、2000年代以降、手数多めなドラマーが多数生まれた一因ではないでしょうか。

今回の記事は、そんなアヒト・イナザワの魅力をまとめました。

アヒト・イナザワのプロフィールと逸話

アヒト・イナザワのプロフィールを簡単に紹介します。

ナンバーガール・ZAZEN BOYS・BEYONDS・おやすみホログラムのドラム

『INAZAWA CHAINSAW』でもフューチャーされていますが、手数の多い16ビートをこれでもかと詰め込むドラムが特徴です。

特技はホーミーで、『黒目がちな少女』(NUM-HEAVYMETALIC収録)で聴くことができます。

BEYONDS『periodicals』

おやすみホログラム『colors』

ナンバーガールの解散後は、ZAZEN BOYSやBEYONDS、おやすみホログラムでもドラムを叩いています。

Luminous Orange『icicles』

ちなみに、管理人はLuminous Orangesのサポートでドラムを叩いているのが唯一の生アヒト・イナザワです。

VOLA & THE ORIENTAL MACHINEのギター&ボーカル

ZAZEN BOYS脱退後、VOLA & THE ORIENTAL MACHINEのギター&ボーカルに転身しました。

ニュー・ウェイヴやポスト・パンク的な音楽性が特徴です。

VOLA & THE ORIENTAL MACHINE『Turning Turning』

酒に関するエピソード

酒に関する失敗談が多いことでも知られています。

ナンバーガール解散後に結成したVOLA & THE ORIENTAL MACHINE時代、酒を飲んでビデオカメラの前で放送禁止用語を連発したり泥酔してライブ会場から運び出されたりと、さまざまなエピソードがあります。

その他

ナンバーガール内では一番博多弁キツいメンバー(メンバー内で唯一の福岡県粕屋郡出身)です。

カメラの前でも視聴者を意識していない博多弁を披露していました。

 

また、童顔な顔立ちもアヒト・イナザワの特徴。

デビュー前は長髪で、髪を縛っている時期があり、東芝EMIの新人発掘スタッフは、ナンバーガールを女の子のドラマーが居るバンドだと思っていたそうです。

アヒト・イナザワのドラムはうまいのか?

「アヒト・イナザワのドラムはうまいのか?」と、話題になることが多いです。

一般的なドラマーの上手さの指標をもとに、客観的に分析してみました。

テンポキープができること

ドラムの基本にして一番難しいことです。

アヒト・イナザワのドラムは、やたらとハシる(テンポが速くなる)しモタる(テンポが遅くなる)ので、テンポキープの面ではドラムが上手いとは言えないかもしれません。

速く手足が動くこと

とにかく手足が速く動くことはうまさの基準となりえます。

実際、遅いテンポしか叩けないより速いテンポが叩けるドラマーのほうがよいでしょう。

この点、アヒト・イナザワのドラムは間違いなく上手いと言えます。

引き出しの多さ

手数だけでなく、ドラムの引き出しの多さもドラマーの上手さの指標でしょうか。

ロックだけでなく、ジャズやファンク、エレクトロなど、さまざまなジャンルやドラマーのパターンを吸収しているほうが上手いと呼びやすいです。

ナンバーガール時代のアヒト・イナザワのドラムは、割と定番パターンのフィルインが多く、引き出しが多かったかは疑問かもしれません。

カリスマ性

カリスマ性というと抽象的ですが、立ち姿や叩いている姿がかっこいいことも、ドラムの上手さにおいて大切なことだと思います。

アヒト・イナザワは多くのフォロワーを生み出していることからもわかるように、間違いなくスタードラマーでした。

リズムがヨレるのにかっこいいギタリストのことを「下手ウマ」と言いますが、このカテゴリーで語ってよいドラマーはないでしょうか。

バンドは上手さよりかっこよさ

アヒト・イナザワのドラムは、客観的に見てものすごい凄腕ドラマーなのかはわかりません。

しかし、多くのファンがマネしたくなるようなかっこよさだったとは言えます。

ナンバーガールというバンドが成功した理由のひとつに、彼の存在があったことは紛れもない事実でしょう。

上手い下手はさておき、ロックのダイナミクスを感じながら聴くのが一番だと思います。

 

最後に、管理人個人の意見になりますが、またアヒト・イナザワのドラムを生で見たいです。

 

⇒『ナンバーガールの功績と音楽的考察

⇒『ナンバーガールの解散理由とメンバーの音楽的変遷

⇒『ナンバーガールの影響を受けたバンド8選

⇒『ナンバーガールが嫌いと言われる4つの原因