ギター初心者の話を聞くと、コードが覚えられないという悩みを抱えている人は多いようです。

管理人もギターのコードを覚えるのは苦手でしたが、ある方法で克服した結果、さまざまな曲が練習できるようになりました。

今回は、エレキギター限定で簡単にコードを覚え、実践に使える裏技をご紹介します。

コードの覚え方

ギターのコードはたくさんあるので、覚えるのは難しいと思うかもしれません。

でも、実はギターのコードは簡単に覚えられます。

コードを覚える前に学ぶ楽譜の読み方

コードを覚える前に、まずはギターのコードの読み方を簡単に説明します。

たとえば、楽譜を読むとC、Em、Am7といったコードを見かけます。

これらのコードは、ルート、マイナー、セブンス(テンションコード)と、3つの要素で構成されています。

詳しい音楽理論を説明すると難しくなりますが、まずはこの組み合わせでコードができていることを理解しておきましょう。

なお、マイナーは暗い響き、セブンスコードはオシャレな響きの和音を作ると考えておいてください。

規則的なコードを覚えるほうが簡単

管理人がおすすめする方法は、コードの押さえ方をパターン化してルートを動かすことです。

最小2つの押さえ方を覚え、手の位置を動かすだけで、多くのコードを弾くことができます。

ルートの位置を覚えるまでが大変かもしれませんが頑張ってください。

パワーコードの覚え方

では、早速本題に入りましょう。

人差し指と薬指を使い、2本の弦を押さえて弾くのがパワーコードです。

パワーコードは、ルート(人差し指の位置)をスライドするだけで全部のコードが弾けます。

6弦ルート

6弦は人差し指の位置とルート、5弦は人差し指のルートに対して薬指を押さえる位置です。

ルートの位置と人差し指は色ごとに対応しています。

例:6弦1フレット(茶色)を人差し指で押さえるときは、5弦3フレット(茶色。同じアルファベットの位置)を押さえる。

 

文字で説明します。

 

開放弦…E(ミ):人差し指はどこも押さえず、薬指は5弦2フレット

1フレット…F(ファ):6弦1フレットは人差し指、5弦3フレットは薬指

2フレット…F#/Gb(ファ#/ソb):6弦2フレットは人差し指、5弦4フレットは薬指

3フレット…G(ソ):6弦3フレットは人差し指、5弦5フレットは薬指

4フレット…G#/Ab(ソ#/ラb):6弦4フレットは人差し指、5弦6フレットは薬指

5フレット…A(ラ):6弦5フレットは人差し指、5弦7フレットは薬指

5弦ルート

5弦は人差し指の位置とルート、4弦は人差し指のルートに対して薬指を押さえる位置です。

ルートの位置と人差し指は色ごとに対応しています。

例:5弦1フレット(茶色)を人差し指で押さえるときは、4弦3フレット(茶色。同じアルファベットの位置)を押さえる。

 

こちらも文字で説明します。

 

開放弦…A(ラ):人差し指はどこも押さえず、薬指は4弦2フレット

1フレット…A#/Bb(ラ#/シb):5弦1フレットは人差し指、4弦3フレットは薬指

2フレット…B(シ):5弦2フレットは人差し指、4弦4フレットは薬指

3フレット…C(ド):5弦3フレットは人差し指、4弦5フレットは薬指

4フレット…C#/Db(ド#/レb):5弦4フレットは人差し指、4弦6フレットは薬指

5フレット…D(レ):5弦5フレットは人差し指、4弦7フレットは薬指

6フレット…D#/Eb(レ#/ミb):5弦6フレットは人差し指、4弦8フレットは薬指

パワーコードの弾き方

パワーコードは押さえた弦だけを弾きます。

6弦ルートなら6弦と5弦、5弦ルートなら5弦と4弦だけにピックを当ててください。

他の弦は音が鳴らないように、左手でミュート(弦を軽く指で押さえて音が出ないようにする奏法)するか、右手のピッキングを工夫しましょう。

 

なお、6弦ルートのE(ミ)、5弦ルートのA(ラ)は開放弦です。

この場合、ルートの音は指で押さえていませんが一緒に弾いてください。

パワーコードのメリット・デメリット

メリット デメリット
・とにかくコードを覚えるのが簡単

・初心者でも弾きやすい

・ロックならこれで弾ける曲もある

・マイナーやセブンスコードが弾けない

・弾き語りには向かない

バレーコードの覚え方

弦を押さえるのが大変な代わりに、一度覚えると大活躍するのがバレーコードです。

バレーコードは、パワーコードでは表現できないマイナーやセブンスコードも弾けます。

Fコードが弾けるギター初心者は、この方法でコードを覚えるとよいでしょう。

6弦ルート

まずはFコードの押さえ方を確認しましょう。

F(ファ):1~6弦1フレットは人差し指、3弦2フレットは中指、5弦3フレットは薬指、4弦3フレットは小指で押さえます。

あとは、6弦ルートのパワーコードと同様、E(ミ)からA(ラ)まで、ルートに合わせて指をスライドするだけです。

もしFコードが弾けない人は、『ギター初心者向けのFコードの弾き方と練習法』をご覧ください。

 

コードにマイナーが登場したときは中指を、セブンスコードが登場したときは小指を、マイナーセブンスの場合は中指と小指を弦から離します。

たとえば、Am、A7、Am7の場合は6弦5フレット(A・ラ)をルートにして、以下のように押さえます。

 

・Am

・A7

・Am7

5弦ルート

Bの押さえ方でルートをスライドします。

Bの押さえ方は以下です。

どの弦をどの指が押さえるは人それぞれ違うようです。

1~5弦2フレットを人差し指、4弦は4フレットを中指、3フレットを薬指、2弦を薬指で押さえます。

こうすると、1弦2フレットの音まできれいに響かせられるからです。

管理人は、人差し指で1~5弦2フレット、薬指で2~4弦4フレットをセーハします。

 

こちらも5弦ルートのパワーコードと同様、ルートを動かせばA(ラ)からEb(ミb)まで弾けます。

 

5弦ルートのマイナーコードやセブンスコードは、6弦ルートと比べると少し変則的です。

でも、慣れてしまえば難しいものではありません。

 

・Bm

1~5弦2フレットを人差し指、2弦3フレットを中指、4弦4フレットを薬指、3弦4フレットを小指で押さえます。

 

・B7

1~5弦2フレットを人差し指、4弦4フレットを中指、2弦2フレットを小指で押さえます。

 

・Bm7

1~5弦2フレットを人差し指、2弦3フレットを中指、4弦4フレットを薬指で押さえます。

バレーコードの弾き方

バレーコードは押さえた弦をすべて弾きます。

5弦ルートのA(ラ)は開放弦が多いですが、6弦にはピックを当てないようにして1弦と5弦を鳴らしましょう。

なお、6弦ルートのE(ミ)は開放弦も含めて全部の弦を弾いてください。

バレーコードのメリット・デメリット

メリット デメリット
・マイナーやセブンスコードも演奏できる

・覚えるコードの形は6弦ルート、5弦ルートで4つずつだけ

・本当の初心者だと押さえるのが難しい

・アコギでは応用が難しい

ローコードを覚えるのは難しい

ここまで、パワーコードとバレーコードを紹介しました。

ルートの位置をスライドするだけなので簡単だったと思います。

 

さて、多くのギター初心者が最初に覚えるローコード(3フレットくらいまでを使い開放弦を組み合わせて弾くコード)は、なぜ今回取り上げなかったのでしょうか。

ローコードを覚えることをおすすめしなかった理由は、指の形が規則的でなくパターンが増えてしまうからです。

たとえば、このような形でCコードを押さえたことはあるでしょう。

もし、この指の形でルートを5弦4フレット、つまりC#(ド#)へスライドすると、気持ち悪い響きになると思います。

音同士がぶつかってしまい、きれいな和音になっていないからです。

 

ただし、アコースティック・ギターならローコードを覚えたほうがよいでしょう。

エレキギターでもローコードが活躍することは少なくありません。

 

詳しくは今後別の記事でご紹介しようと思います。

まずはバレーコードでギターを楽しもう

管理人は主にエレキギターを弾くので、バレーコードをスライドさせる方法でギターを練習して上達しました。

コード譜を読みながら曲を演奏する程度なら、大抵はバレーコードやパワーコードだけでもサマになるはずです。

ただし、、パワーコードやバレーコードだけでは、ほとんどの人はいずれ演奏の幅に限界を感じると思います。

ギターが楽しくなるまではローコードを覚えず、バレーコードをひたすら練習するのもよいかもしれません。